シュウメイギク
シュウメイギクは別名「ジャパニーズアネモネ」「キブネギク」といいます。シュウメイギクはキクと名前がついていますが、キンポウゲ科アネモネ属の多年草です。日本の山野にも自生しますが、古く中国から渡来して野生化したものであるといわれています。株全体に白い伏毛があり、花色は主にピンク、白、紫などがあります。花びらに見える部分は萼が変化したものです。そして八重咲きは、萼と雄しべが花びらのように変化したものです。シュウメイギクは花色や大きさなどがよく変異し、野生種、園芸種ともに不明な点が多い花でもあります。来年も花を楽しむために、花が枯れたら茎を切り戻しましょう。半日陰を好むため、日当たりのよい場所だと葉がかさついた感じになり、草丈が充分伸びない上に生育も悪くなってしまいます。理想としては庭木の下や家の北側の場所、生け垣の庭木の間などで育てます。冬は地上部分が枯れ、地下茎の状態で越すことになります。寒さに強いので特に防寒する必要はありません。やや湿り気のある土壌を好むので、土の表面が乾いたら水を十分にあげましょう。庭植えは半日陰の湿り気のある土壌なら、特に水やりをする必要はないのですが、植えてから根付くまでは水をあげた方が良いです。一度根付くと乾燥にも強くなりよく耐えます。花が開き終わったら、化成肥料や固形の油かすを、株元から少し離れた場所に置きましょう。
花言葉=耐え忍ぶ恋 |