ホウセンカ
ホウセンカは釣舟草科で、学名はインパチェンスです。語源はラテン語の「我慢できない」を意味する“impatient”で、種子が熟すると勢いよくはじけ飛ぶことからきています。インドが原産地のホウセンカは、17世紀頃に日本に渡来してきました。昔は花で爪を染めたこともあり別名「爪紅」とも呼ばれます。草丈は40cm〜80cmくらいで、花色は赤、ピンク、白などさまざまであり、一重咲き、ツバキ咲きなどがあります。花壇に植えればとても見栄で、暑い夏を涼しく演出してくれます。枝分かれせず、茎の上から10cmほど下に花が付きます。梅雨の時期になるとウドンコ病がでやすいので、対策としてマリーゴールドを一緒に植えると被害が少なくて済みます。日当たりが悪いと生育が悪くなるうえに花つきも悪くなります。真夏以外はよく日光に当て、真夏は、半日陰の場所に置くと良いでしょう。冬でも日当たりがよく霜の心配がなければ、戸外でも越冬できます。多湿を好むので水が切れると弱りますが、水はけが良すぎても、草丈も小さいまま花もあまりつかないことがあります。実生で育てましょう。
花言葉=短気 |