キク
キクは日本を代表する秋の花です。その仲間は豊富で、膨大な数の品種がありますが、アブラギクやイソギクは11〜12月が花期、アカバナムシヨケギクやシロバナムシヨケギクは6〜7月が花期といったように、種類によって花期も性質も微妙に異なるので、購入する際には注意が必要です。近年では欧米に渡って品種改良が進み、洋ギクと呼ばれるグループもでてきました。ちなみにアブラギクは薬用として渡来したもので、九州などの暖地で古くから栽培され、黄色い小さな花をつけるイソギクは菊人形の着物に使用されることがあります。アカバナムシヨケギクは観賞用に栽培されるだけでなく駆虫剤にもなり、シロバナムシヨケギクは、合成品が出回る以前は蚊取り線香の原料として、日本でも大量に栽培されていました。
花言葉=冷める愛・1人になりたい |